木造住宅と鉄骨住宅はどちらを選ぶべき?それぞれの特徴
2020年02月13日
新築の一戸建て住宅を検討する時には、木造住宅か鉄骨住宅のどちらかを選択することがあるかもしれません。あらかじめ双方の特徴や違いについて知っていれば、適切に選べる可能性が高くなります。木造住宅は柱などの主要な部分に木が使われている割合が高い住宅のことを言います。日本における一戸建て住宅で使用されることが多い工法になりますので、一番馴染みがあることが多いです。
木造住宅は鉄骨住宅に比べると低コストで造ることが可能です。低コストでありながらも、間取りなどの自由度も高いですので、カスタマイズしやすい点があります。また、木造住宅は木の持つ性質による気密性の高さによって、四季がはっきりしている日本において住みやすさを表していることが考えられます。要するに、外気が侵入しにくく、室内の空気が漏れにくいために、夏は比較的涼しく、冬は暖かく過ごすことが可能です。
木造住宅で言えば火災のリスクがあるという風に言われがちですが、意外に燃えにくいということが言われています。確かに木の表面は燃えやすかったりしますが、表面が燃えると炭化により中心部までは燃え広がりにくいですので、焼けて崩れるということは起こりにくいです。木造住宅は天然素材を使用しているということもあり、耐用年数が短い傾向にあります。もしかすると、住み替えが発生する可能性が出てくるということです。耐用年数のカギになるのが、木材の品質と大工さんの技術力です。これらが劣っているのであれば、早く住み替えが発生することにもなりますし、これらが良質であれば木造でも長持ちするということになります。
逆に鉄骨住宅は耐用年数が比較的長い傾向にあります。ある程度規格化して造ることができますし、強度が強い鉄を使用していますので、耐震性に優れているということです。柱の本数を少なく建てることができますので、広い空間を作り上げることが可能です。そのため、広いリビングやダイニングを用意することができるようになります。
鉄骨住宅は木造住宅に比べるとコストが高くなる傾向にあります。鉄骨が重いためにそれを支えるための地盤が弱かったら、地盤工事を行う必要が出てくるということです。土地を選ぶ時には地盤の強さも考慮して選ばなければいけません。また、鉄骨住宅は断熱性が乏しいところがありますので、すぐに部屋の空気が漏れてしまい寒いということが言われています。そのため、どのような断熱対策をしているのかを確認する必要があります。