モデルハウスをそのまま購入するのはお得?
2020年03月02日
マイホームを購入する時の選択肢の一つにモデルハウスを購入する手段があります。モデルハウスとはマイホームを買いたい家族に向けて展示している物件です。つまり、住宅の見本を展示しているということです。写真や図面などではどういう暮らしができるのか想像しにくいところがありますので、実際の間取りや設備を加えた形で見本を展示することにより、住んだ後の生活のイメージを膨らませるという目的があります。
モデルハウスはあくまで見本用物件に当たりますので、多くの人が見学に来ることを想定して造られているということです。そのため、一般的な住宅に比べると安い価格で購入することができる可能性が高いです。展示期間が終了したものであれば、さらに値引きに応じてもらえることがありますので、格安で購入できるということもあり得ます。しかし、格安で購入することができるということもあって、非常に人気が高いです。購入希望者が多くなれば、抽選販売になりますので買えないことも普通にあり得ます。
すでに間取りが決まっていますし、家具や家電などの設備があらかじめ用意されていますので、住むために必要なものはもう揃っているということです。もうすでに揃っているということは、住むために準備するものが少ないことになります。モデルルームで見たままの状態を思い浮かべればいいですので、自然に生活をしていくことが可能です。
モデルハウスは展示用物件でありますので、当初の目的は見学者に見せるためにあります。その後展示期間が終わった後に売り出されることになりますので、新築住宅ではないです。建築工事が終わった日から1年以上経過しても未だに入居していない家に関しては、新築住宅ではないという規定になりますので、モデルハウスもその規定に該当します。見学者が訪れていますので、もしかすると壁などに傷が入っているということはあり得るでしょう。
モデルハウスは基本的にもうすでに間取りや設備が決まっているということもあって、自分の好きなように選べないというデメリットがあります。モデルルーム自体がライフスタイルに合っていればいいでしょうが、ライフスタイルにこだわりがある人は、もしかすると合わない可能性があるかもしれません。設備が導入されていたとしても、その設備が不要ということも十分にあり得ます。モデルハウスを購入する時に注意しないといけないところがありますので、そこのところはよく弁えるようにしてください。